東部に向かう車から、海に何かが見えました。
モノなのか生きものなのか、遠くてよくわかりませんが、たしかに普段は見えないもの。
いちばん近づける場所からカメラをズームして撮ってみると…
アオサギです。
九州以北では留鳥なので年中見られる鳥ですが、西表島には渡り鳥としてやってきます。
日本最大のサギで、近くで見るとその大きさを実感します。このような群れに出くわす機会はそう多くなく、普段は単独行動です。
この日は北風の吹く雨。傍目には、休憩しているように見えるのですが、周りには風よけになるものがなにもない海の浅瀬です。それこそ冷たい風と雨にさらされているのではないかと心配になってしまいます。かといって、ペンギンのように身を寄せ合うというほどのこともありません。
アオサギの鳴き声は大きく、グァーとかギャーと聞こえ、不気味な感じがあります。そのせいかわかりませんが、アオサギが鳴く方で人が亡くなると話すおばあがいます。